NF-FCDEVとは?

 こちらでは「NF-FCDEV」シリーズの説明をさせて頂きます。
NF-FCDEVシリーズ(FCDEV)は、ゲーム機(FC)に装着し、PCと組み合わせることでFCのゲームを開発できる基板です。

 FCDEVはFCのカセットと同じ機能を持っていますが、普通のカセットと違い、PCからバイナリーをアップロードして中身を書き換えられます。FCにカセットが刺さっていないのと同じ状態に出来るので、この時に自由にROMカセットの中身を書き換えられます。

 FCDEVはPIC(組み込み系コントローラー)が内蔵されており、FC本体の制御をしながら、USBを使用してPCと通信できます。
 これを利用してPCからFCのプログラム用の領域にプログラムを転送したり、FCと通信をしたり、FCのリセットを制御したりします。
 またPICにはモニタプログラムが用意されており、これを利用してFCでプログラムが動作しているときにFC本体のメモリの内容の確認や、簡単なデバッグを行えます。


 プログラムはアセンブラで開発します。本製品ではASMXを標準アセンブラとして扱います。
 またサンプルは全てASMXで記述されています。他のアセンブラを使用する場合には、マクロやアドレシングの記述は、適時読み替えてください。

 このアセンブラは主にUNIX系OSでよく使われていますが、UNIX/LINUXを使うのを推奨するのも難しいため、Windows10で動作するバイナリーを提供します(file構成を見てください)。
 ただWSLもしくはWSL2を使うとWindows環境でも快適にLinuxが使用可能なので、そういった環境を準備することを強くお勧めします。
 また CC65(6502用C言語)でもFCのプログラムを開発可能ですが、サポートは致しません。使用したい方は各自で使えるように環境を準備してください。

※FCDEV-100と101の違い※
デバッグ用の回路を修正していますが、ROMに書かなければ違いはわかりません。
お使いになる上で特に機能の差は感じられないと思います。


NF-FCDEV-101は現在BEEP様にて予約受付をしております。
https://www.beep-shop.com/ec/products/detail/34411

なお、NF-FCDEVを「直販価格」などとして半額以下の価格で扱っているサイトは、当サイト・野沢プログラマとは一切関係ございません。
NF-FCDEV-100はゲームインパクト様、NF-FCDEV-101はBEEP様での取り扱いとなっております。
ご注意願います。